2009年8月23日日曜日

偽色

デジタルカメラ(に限らずビデオカメラでも使うのかもしれませんが)の専門用語で”偽色”というものがあります。
この言葉の厄介なところは人に寄って指す現象が違っているところです。
世の中に溢れる偽色は大体以下の通り。
1.暗いところで写真を撮ると肉眼では見えなかった色が斑状に写っていること
2.物の輪郭に肉眼では見えなかった色のにじみが写ること
3.明暗の激しいシーンで輪郭に肉眼では見えなかった紫の縁取りが写ること
4.服の表面に肉眼では見えなかった虹色の縞模様が写ること
5.白と黒の境界線が虹色に写ること

ところで上から四つは上から色ノイズ、色収差、パープルフリンジ、色モアレの別名があります。
5の別名は見たことありませんが、発生の原理は4と同じです。
普通は”偽色”と言えば4と5のことだと思います。

実際は”偽色”の定義がJISで決まっている訳でもなさそうなのでどれを”偽色”と呼ぶのも自由だと思います。
ただ!
専門誌の中で”偽色”の意味が統一されていないのは問題だと思います。
一冊の専門誌の中でも”偽色”が違う意味で使われているのは統一して欲しいです。



写真は内容とは関係ありません。

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