2009年1月27日火曜日

芸能関係のマスコミが経済音痴な件

芸能関係のマスコミが経済音痴な件というのは、もちろん小室哲哉氏が起こした詐欺事件のことです。

芸能ニュースやワイドショーでは「香港での投資に失敗して70億の損失を出した」という風に報道(ワイドショーが報道かということはさておき)されていたかともいます。
このことで小室哲哉氏が70億の借金を背負ったとも思う人もいるでしょうが、違います。
70億円の損失を出したのが事実だとすると、投資額は70億円以上です。
投資を100%自己資金で行っていた場合、最悪0になるだけです。
実際には会社が倒産した訳ではないので投資額の一部は帰ってきたはずです(実は儲かっていたという情報もある)。
回収できたのが一部だけだとしても、一般人には想像できないほどの金額になっているはずです。

投資で借金が残るのは投資の前に借金をしていた(つまり借りたお金を投資していた)か、投資で所有したものを担保に借金をしていた場合です。

そういうことを一切説明せずに「70億の損失を出した」ということしか伝えないマスコミは投資のごくごく簡単な知識も持ち合わせていないということになります。

さすがに普段から経済事件を扱っている週刊誌などは、その辺りに注目して借金の本当の理由が裁判で明らかになることを期待しているようです。

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